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どんな家にする? GIFTその9(設備編)

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今朝は久々にフロントガラスにお湯を掛けずに済みました。(笑)

これ(お湯かけ)って、車にとってあんまり良くないらしいですから
できれば控えたいですしね。

ただし、今週中はまだまだ寒波が居座るようなので
気を付けたいですね。



さて、車の配置についてあれこれ書いてきましたが、


外部でもうひとつ目に付くのが
「設備関係」
の配置とその処理です。


前回前々回にも書いたように、
どうしても敷地一杯に住宅を建てたいという想いで
家自体が隣地・道路境界のギリギリの配置になっているため、

設備機器類が、これってメンテナンスはどうやるの?
という位置に設置されていたりするのを拝見すると、

設備にメンテは付きもののため、
後々、メンテ時にはいちいち取り外すのだろうか?
とか、
余計な工賃を請求されたりはしないだろうか、と
(特殊工事になると別途請求されます。)
他人事ながら余計な心配をしたりします。


とにかく家をちょっとでも広く!
というお気持ちは十分理解できます。


そりゃ、室内が重要であって
設備のために室内は犠牲にしたくない
わけです。


面積に十分な余裕があれば良いのでしょうが、
限りある敷地を目一杯活かす方向になることが多く
法律に違反してなければ問題ないとは言え、
もうちょっと考慮できなかったのかな?と思う場合もあります。


設備機器類は、
主に、給湯器(ガス・灯油・電気系など)、エアコン室外機、
換気システムなどでしょうか。


この中で要注意なのが、
”排気”と”音”ですね。


排気に関しては、設置状況によっては
ショートサーキットを起こし機能を十分に発揮できないばかりか
故障の原因になります。


また、隣地への排気は控えたいですね。
ただし、敷地状況によりお互い様の部分もあったりで
仕方ないケースもありますが、
それでも配慮をしていることが”見える”ことが大切かと。


かなり前ですが、
エアコンの室外機を数台隣地境界のコンクリート上に並べて
排気を隣家へ向けていたケースを見たときには、
唖然としました。


その度胸(?というより無神経さ)に驚くと共に、
どうして計画時に処理出来なかったのだろう?と不思議に思いました。


エアコンを建築後に設置したのか?
または、
室外機のことは考えずに計画したのか?
(のどちらしても、排気方向は考えなきゃいけないですね。)


車同様に、
いや設備機器類こそ、
ほとんどが配管で室内と繋がっているため
一度設置したら容易に動かせません。


ここ数年は、
エコキュートがかなり普及しています。
エコキュートはタンクの大きさもさることながら
(設置を考えておかないと、設備屋さんがとても困ります。)
運転音がちょっとした問題になっていたりします。


実際の皆さんの家の現場で、
問題として顕在化するかどうかは分かりませんが
そういう問題があるらしい、ということを知っておくだけでも
対処の仕方が違います。


設備計画は平面・立面計画時に同時に考えておく必要があります。
つまり、設計士の仕事の範疇になります。


給湯手段は何か?
暖冷房を何で行うか?
その機器類はどこにどう設置して、室外機の位置は?
(エアコンの場合、ダクト配管も外部の美観と関係があります。)


何度もしつこいですが(汗)
ステキな暮らしは、様々な配慮の結果実現し
支えられているわけですね。


<追記>

ここ数年のエアコンの進化ぶりはとにかく凄いです。

どんな家にする? GIFTその9(設備編)_b0122502_14371215.png

代表的エアコンメーカーである、ダイキンの「うるさら7」は↑(画像はお借りしました)
無水での加湿による乾燥対策や
風向の自動コントロールなど、がウリ。
しかも超省エネ。

各メーカーさんともにエアコンの持つマイナス面をクリアするか、
しかも省エネは大前提、という難しい課題に果敢に取り組まれています。

建築も設備に負けられませんね!


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by ntecj-yoko | 2017-01-22 14:27 | 特別な家作り

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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