『家作りの順番。』
2014年 06月 28日
今日、予定されていた上棟が雨天により月曜日に延期となりました。
ご予定を頂いておりましたN様にはご迷惑をお掛け致します。
再度しっかりと体制を整え、万全の状態で棟上を迎えたいと思います。
棟上は、今まで平面だったお住まいが立体になって実感できる時でもあり
注文住宅ならではのおめでたい節目、家作りの記念日です。
建築は(制約がある中でも)自由に形を作ることが出来るため、
やっぱり完成形というか「形」が気になりますよね。
なので、まず最初に”間取り”を考える方が多いように思います。
エヌテックにご相談にお見えになられた方に話を聞くと、
まずは、いきなり間取りを持って来られる会社さんも多いようですね。
形を見ることで、”リアルにその気になる”のかもしれません。
確かに間取り(プラン)はものすごく大事なことですが、
う~~ん、まずいなあ、もったいないなあ・・・と、私が思うのが、
「間取り」(とコスト)に捉われるあまり、
その案にどういう意味合いがあるのか、何をもたらすのかがよく分からないまま
どんどん進んでしまうことです。
家作りには順番があると思っています。
資金、権利関係、イマドキの家にまつわる様々な情報、など
ベースとなる部分を抑えておき、その後会社と人を見て依頼先を決定、
間取りは一番最後に、依頼先とじっくり取り組むべきものだと思います。
というのも、家を建てるという事は長~~いお付き合いをするわけで、
人や会社との相性は大切です。
合う合わないは間取りでは判断が難しいと思うんです。
自分たちの造りたい家は、情報を得ることで鮮明になってくるはずですから
その上で決めた依頼先とは「方向性も考え方も”合う”」はずです。
となると、家作りの期間中~ご入居後に至るまで大きな齟齬が発生する可能性は
小さくなるはずです。
話を聞いたり、勉強会に出席したりして、情報を収集されることをおススメします。
勉強会って敷居が高いしなあ・・・しつこくされても嫌だし・・・
お気持ちはすごくよく分かります。
ただ、相当の資金を掛け、今後数十年を過ごし、社会的な存在にもなり
自分だけでなく大切な家族にも多大なる影響を与える家です。
知らなかった!ではなく、知っていたけど選択しなかった、が出来ることが大切です。
電話や訪問されることなどが苦手な場合、
「電話・訪問は控えて頂いていいですか?」
と、おっしゃって頂いてOKです。
(エヌテックは電話も訪問も一切しませんが)
長いお付き合いをする上で、嫌なことをしないのは社会での人間関係の基本ですよね。
ルールやマナーを守れない人(会社)に、仮にステキな間取りを出したからと言って
人生を左右するような大きなことを任せられますか?
ただ、家作りは広く深いもので情報も様々であり、全てを知りえるのは不可能です。
でも、知ろうとする中で、方向性も見えてくるし信頼できる人と会社に出会えるはずです。
エヌテックは、毎月一度必ず「ハツイエセミナー」と題した家作りの教室を開いています。
情報を得るひとつの場としてぜひご活用下さい。
「○○(←”中庭”や”スキップフロア”など希望の形状が入ったりします)がある家」
は、その後、ですね。
「こんなはずじゃなかった!」
となりたくないのは誰もが同じです。
どういう順番を経て家作りをすれば良いか、ちょっと立ち止まって考えてみては?
ですね。
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by ntecj-yoko
| 2014-06-28 11:53
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