『建てた後から始まる、を考える。防暑 その2』
2014年 06月 11日
ムシムシする日が続きますね。
6月なので外気温がさほど高くないのがまだ助かります。
昨日、Lee先生のヨガ教室(先生を含め5人でヨガをやりました)があったため
「檪」の光冷暖はびっしりと結露していましたね。
それでも、室温は24度くらい、湿度は65%を超えすで、
汗はかいても汗だくになることなくヨガが出来ました。
重複になりますが、
前先生の著書である「エコハウスのウソ」のP20~21に、
湿度が高いと汗の蒸発を妨げるため身体の熱が逃げにくい、ことが
暑さを感じる理由とあります。
これは熱中症の原因でもあるので、暑いときはうまく汗をかき、
汗をいかに発散させるかも大事です。
汗が発散しやすくなっている涼感インナーなどをうまく利用するのもいいですね。
「防暑」のために、外部で日射を遮蔽すること、汗を発散させやすい衣服など
で、出来るだけ”事前に”気をつけて頂くとして、要注意なのが「内部発熱」です。
これも、「エコハウスのウソ」のP46~49にあります。
何のことかといいますと、家電製品などから発生する熱のことです。
エヌテックの事務所で最も熱を発しているのは人間を別にすると「パソコン」ですかね。
ずーっと使い続けておりずーっと熱を発し続けています。
あとは蛍光灯、FAX&プリンター、冷蔵庫も小さいながら休むことなく稼動しています。
こういった、電化製品で消費した電気エネルギーは最後には熱となるため、
ずーーーっと使い続けることにより、ずーーーーーっと熱を発生し続けている
というわけです。
熱の感覚が分かりやすい、電気ポットやドライヤー(熱風が出ます)などは、
短時間利用のため、そんなに室内の温度を上げる要因にはなりません。
問題は、長時間に渡って使い続けるもので、
テレビ、照明、冷蔵庫、温水暖房便座、がその代表です。
テレビ+照明器具+冷蔵庫 = 42.1% (家庭における消費電力量の割合)
これに、温水暖房便座を加えると、46%(約半分近く)になります。
電気代が嵩む原因に加え、室内に熱を発散し続ける主役?でもあるのです。
電気代の節約に対しては頑張っていらっしゃる方も多いかと思いますが、
室内が暑くなる原因を減らすという意識は低いかも?です。
暑さを防ぐには、上昇した外の熱を室内に入れない工夫を積み重ねることと
室内の熱を減らしていく工夫も同時に必要ということです。
「え?でも、冷蔵庫を止めるわけにはいかないし・・・」
ですよね。
具体的には(これも前先生の本に書いてあります)、
照明をLEDに変えたり、冷蔵庫やテレビを省電力の機種に買い換えるだけでも
省エネと同時に防暑にも効果がありますよ。
暑さを防げるような「家の作り」も重要ですが、
「ちょっとした暮らし方の知恵」を知っておくだけで随分違う、ってことですね。
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by ntecj-yoko
| 2014-06-11 11:42
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