『建てた後から始まる、を考える。採涼 その3』
2014年 06月 03日
九州が入梅したようですね。
中国地方も今週中に入梅しそうです。
天気予報で今日、明日は湿度が70%超えとなっており
(特に明日は雨天の予報のため湿度80%超え)
今年も蒸し暑い日々が始まりました。
蒸し暑くなると、窓を開けて空気を取り込むと
湿気がたっぷり室内に入ってしまう危険もあり
特に雨天のときは、窓を開ける回数が減ります。
(窓上ひさしのない窓は特に雨天時に開けられません。)
が、雨天時は洗濯物を外で干せないこともあり室内干しを
される方もまた多いと思いますが、
これが室内に湿気を発生させる大きな原因でありますね。
かといって、洗濯物も干さなきゃいけないし・・・
梅雨時期は何かとやっかいです。
皆さんは、カビやダニの温床となり、熱中症の原因でもある
やっかいな湿気を取るのにどうされていますか?
一番手っ取り早いエアコンのドライ機能や
除湿機をご利用の方も多いかと思います。
エアコンの除湿機能については、
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があります。
この違いについてはこちらのダイキンさんのサイトをご参照下さい。
(エアコンの世界も奥が深い!)
除湿機は熱を発生するため、気温が高くなく湿度が高い時に
おススメです。
体感温度と湿度の関係についてはしつこく書いていますので
すでにお分かりのことと思いますが、
快適の敵?!やっかいな湿気を除去するに当たり、
内装素材(特に左官材料=漆喰など)に期待を持たれている方も
かなりいらっしゃるかと予想しますが、
どのくらい除湿して、どうなればどのくらい排出するのか、
正直言って正しく分からない、のが現状かと思います。
ビニールクロスや合板フローリングに調湿作用がないことは
確実ですので、それよりは気体が出来るという程度で
良いかと思います。
珪藻土、漆喰、無垢の木材・・・・・
自然系の素材”だけ”で、猛暑高温多湿の中、
十分な調湿を期待するのは、ほどほどに、ですね。
「うちは、自然素材の家だから室内に洗濯物を干しても大丈夫!」
ってほどの期待は控えめに、です。
暖房と違って冷房の難しさは、「湿気」にあろうかと思います。
高温多湿の状態で冷やすと、飽和素性器量を下回れば
必ず結露が発生し、その処理(排出が必要)が必要になります。
冷やすといいけど、冷やしすぎると今度は寒い・・・・・・
湿度のコントロール(適切な湿度)は非常に難しく
だから、デシカの登場が画期的だったわけです。
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by ntecj-yoko
| 2014-06-03 16:12
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