『自然エネルギー利用について。⑤』
2014年 02月 26日
今日からお天気が下り阪です。
冬場にお洗濯ものが乾かない時は、ホント困りますね。
さて、一般的に「自然エネルギー利用」というと、
設備のことを指す場合が多いように感じます。
太陽光発電はその筆頭でしょうか?
太陽光発電は「光」エネルギーを使用しますので
もちろん自然エネルギー利用であり、
エヌテックも、周辺状況がOKであればおススメしています。
家作りにおいては、
「パッシブデザイン」
も、自然エネルギー利用なんです。
① ~ ④ まで書いてきたように、
自然の力を利用できる「建築」にしておくことで、
太陽熱、太陽光(採光)、通風、が力を発揮してくれます。
暖房としての太陽熱は、取り入れたら温かさが持続できるように、
躯体を熱損失の少ないものにしておく(特に窓!ですね)、
そして「蓄熱」してやることも出来ます。
蓄熱は、素材の持つ熱容量を利用する手法で、
高密度なものほど容量が大きく蓄熱に適しており
水、石、などが蓄熱材として使えます。
昼間、蓄熱素材に熱を溜めておき、
太陽が沈み夜になって外の気温が下がった際に、
熱の移動(高い方から低い方へ)を利用して
室内に放熱させ暖房の一助として使う、わけです。
パッシブってアナログなようで結構手が込んでいますよね。
「建築(家)」
は、自然エネルギーを上手く使えるように
素材のチョイスも含めて設計計画しておくと、
いろんな面白くてリアルに役立つことが出来るんです。
先ずは、自然の営みに素直な形にすることでしょうか?
太陽の軌道は明らかに分かっていますし、
雨は必ず上から(斜め上からも)降りますよね。
風はちょっとばかしややこしくてつかまえるのが難しいヤツですが、
”通風”させたいのであれば、入口と出口が必要ですし、
気象データで大まかに判断することは可能です。
敷地条件を踏まえた上で、出来る限りの自然利用を考え
実践した建築に加えて、
建物やライフスタイルに相応しい設備機器類を搭載する…、
計算やデータは知識や慣れが必要でややこしいですけど、
先ずは、周辺状況をよく把握して何が利用出来て、
遮るべきは何か、を検討することから始まります。
自然エネルギー利用の手順はシンプルです。
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by ntecj-yoko
| 2014-02-26 15:21
| 取り組み