『『湿度コントロール技術。その4』(デシカホームエア)』
2013年 11月 23日
週明けに、基礎工事が着工となる
佐伯区のK様邸こと、「kunugi002」は、
エヌテック初の「デシカ・ホームエア」を搭載する、
超快適ゼロエネハウスです。
先進的な見識をお持ちのK様との出会いがあり、
「デシカ」を導入することになりました。
K様邸は、現状で、Q値=1.88W/㎡K、μ値=0.032の設計です。
(上記数値は窓にカーテンなしの設定です。)
もう少し数字を追いこんで、Q値は1.6まで持って行きたいと考えています。
一次エネルギー年間消費量は、53.9GJとなっていますので
それを、太陽熱温水器+太陽光発電+パッシブ補正により賄います。
今回の数値設定には、むろん「デシカ」も含めました。
「快適+ゼロエネ」=kunugiHOUSEとなるSE構法のお住まいです。
初回プレゼン時外観イメージです。(PV+太陽熱温水器が載ってない図)
余談ですが、お庭や駐車場には「トヨタルーフガーデン」が開発した
画期的な芝生である、「TM9」をご提案する予定です。
「TM9」は真夏の地面や駐車場からの輻射熱を防ぐ設えとなります。
さて、「デシカ」は、本体がある程度の大きさがあることと、
かなりのダクト配管が必要であるため、
新築時にきちんと設計して導入することが必須です。
(リフォーム時の導入はちょっと厳しいかも?ですね。)
機械設備ですから、メンテナンスを考慮しておく必要もあります。
ここで、おさらいですが、
どんなに画期的で素晴らしい「温熱環境を創造する設備」であっても、
建築そのものが『高性能躯体』
であることが絶対の”大前提”です。
熱損失や熱の流入についてキチンと設計計画がされていない場合は、
高価な設備を導入しても、
「無駄」になってしまう場合もあります。
デシカに限らず、機械設備は全て「数値」やデータで確認が出来ます。
だから、数値で確認して適切に設置することが可能なわけです。
室内温熱環境を快適に整えること、それを省エネで実現すること、
これらは、イメージでは出来ないことです。
大きなコストをかけて頂く家づくりは、
イメージ(雰囲気)も重要ですが、
適切な「温熱環境による快適空間」=健康的な暮らしを目指すなら、
イメージだけで導入という”ギャンブル”でなく、
数値を出して出来る限り確かにきちんとやりましょう。
数値で確認することと、イメージや感覚を大切にすることは
何となく相反するようですが、
実は、お互いに必要とし、お互いが大事な
「兄弟」のようなものであると、
私は思っています。
そう、どっちも必要でどっちも大事なんですよね。
エヌテックのホームページ・イベント情報 ← はこちらから!
by ntecj-yoko
| 2013-11-23 11:24
| 取り組み