『湿度コントロール技術。その1』(デシカホームエア)
2013年 11月 13日
いやー、今日も冷え込みましたね。
私の自宅ではもう朝から暖房が欠かせなくなりました。
さて、冬になると気になるのが「乾燥」です。
今のところ暖房無し5人が仕事中の事務所の温湿度計を見ると、
ちなみに、無人の「檪」(光冷暖設置)は、
です。
快適通信やこのブログでも書きましたが、
湿度はウイルス(冬)やカビ&ダニ(夏)などと関係しています。
40%を切るとウイルス繁殖ゾーンのに入るらしいということですね。
梅雨~夏は湿度が高いと”カビ&ダニ”が気になります。
カビ&ダニは、ご存じのようにアレルゲンとなる可能性もあります。
気密性が高い家ほど、換気が出来ていなければ多々問題がありそうです。
ただ、多くの方は窓を開けての空気の入れ替えはお好きだと思いますし、
”風が通る家”を気分的にも、汚れ排出という合理的な理由でも
期待されるお気持ちはすごくよく分かります!
事実、梅雨や真夏も窓を開けて外気を取り入れるお宅は多いです。
しかし、それによってこもった室内の空気は入れ替えできても
温度湿度の高い空気を室内に入れてしまい
室内湿度や、室温が高くなる結果を招いてしまうこともあります。
個人的には、特に夏!湿度が高いのは本当にツライ!!
そこで、採用する室内内装材の調湿性に期待をするわけですが、
自然の素材は確かに、多孔質なものであれば吸湿効果が期待できます。
(ビニールクロスや樹脂系コーティングされたものは全く期待できず。)
しかし、どの程度可能なのかは不明だったのが実情です。
「漆喰壁にして、木をたくさん使うと調湿できるのね。」
というお話やご希望はよくお聞きするのですが、
「じゃ、その素材をどの程度使うと、どの程度調湿が可能なのか?」
は、正直言って不明だと思います。
確かに素材の持つ性質によって調湿は出来るけど、
「快適ゾーン」を目標とした場合、
夏は60%以下にしたい、冬は40%以下にならないようにしたい
といった、『具体的な数値目標』に向けてコントロールが出来るか?
というと、それは、無理です。
素材によって夏にジメジメしない、ということは、
冬は吸湿し過ぎて過乾燥になるかも?
と予想できます。
住宅の性能を高める(熱損失を減らす)ことにより
冷暖房機器の調整によって『温度』はそこそこコントロールできても、
『湿度』のコントロールって難しいなあ・・・・・
だったわけです。
続きます。
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by ntecj-yoko
| 2013-11-13 11:23
| 取り組み