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『数値にこだわるワケ。』

『数値にこだわるワケ。』_b0122502_1648322.jpg

先日、住まい手様の家見学会を開かせて頂いた、

「ゼロエネ住宅”杏庵”」のデータをまとめました。

こちらです。↓
『数値にこだわるワケ。』_b0122502_1094038.jpg

この一覧表は、「パッシブデザイン協議会」が募集していた

コンペ応募用に作成したものでもあります。

収支としては、結果的にプラス(つまり利益が出た)に

なりました。

1年間の光熱費のデータによって実際のエネルギー消費量も判明し

予測と比較することで、改善点も見えて来ます。

冬場の暖房手法について、こうしたらいいかもですね?

というお話もT様と出来ました。

「数字、数字って、どうなんでしょうね?

自分は自分の持つ感覚の方を大事にしたい。」(作り手側)

というご意見もあるのは承知しています。

こういう意見は業界内にもかなり根強い。(笑)

ステキな空間や設え、目に見えること、感覚に訴えることが

より強いプロモーションであることも、よく分かります。

「住宅(家)」は特にそういう(感覚的)ものだからでしょう。

エヌテックでもイメージは大切にしていますよ!

(のつもりです!)


家づくりのご提案は各会社の方針ですから、

いろんなスタイルがあって当然と思います。


エヌテックが、『数字』にこだわるのは、

「より正確に、『快適と省エネ』という目標に向かいたい。」

からです。


家づくりは相当額の資金を投入して取り組んで頂くことですし、

しかも、モノを購入することと違ってやり直しは困難です。

快適も、省エネも、「カン」や「こんなもんでいいでしょ」、

では、残念ながら正しく目標に達することはできません。


とかく、「ステキ」「好き」「雰囲気」が重視されがちな家づくり。

頭の中で描くイメージや見た目、言葉のやり取りだけで、

本当に結果が良ければよいのですが、

居住してからの不満の多くは、

「使い勝手が悪い」(収納の多い少ないではなく検討不足)

「暑い、寒い、冷暖房費が掛る」

だったりするわけです。

人は理性だけではないことは十分承知の上で、

快適や省エネを得るのは、「数値」あってこそ

ということも、知って頂きたいのです。

(使い勝手は数値とはまた違い、経験や暮らしへの洞察が必要)

こんな雰囲気が好き☆、に「理性的」なアプローチというものを

是非加えてほしいな、と思っています。







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by ntecj-yoko | 2013-08-01 10:10 | 取り組み

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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