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『定性的に、定量的に。』

『定性的に、定量的に。』_b0122502_1648322.jpg

今日は、今から岡山へ向かいます。

久しぶりにお目に掛る方との再会が楽しみです♪

さて、皆さん、家作りをされるに当たり

イメージや雰囲気、を大切にされているかと思います。

それら感情的なことを「定性的」という言い方をしますね。

もうひとつ、数値的なことを「定量的」と言います。

私は、両方同じくらい大切だと考えています。

人は感情の生き物(?)ですから、理性だけでは心が動きません。

ただ、家作りの本、雑誌、ネット情報・・・

いずれも、どちらかというと「定性的」なものが多く

感情に訴えかけてくる表現が目につきます。


例えば、「パッシブデザイン」もそうですね。


「光が降り注ぎ、風が通り抜ける」


イメージを嫌いな方はいらっしゃらない・・・どころか

皆、大好きですよね。


しかし、これを家という建築で実現するのは

「定量的」な考察があってのこと、なんです。

つまり、「雰囲気」や「何となく」、「ま、こんなもん」では

上手くいかない、ということです。


光はどちらから来てどう入るのか、風も同じく。

特に、太陽は一定の決まった動きをしますからそれに沿って

採光、採暖のために窓を設置したり、

採涼として日射を遮ることが可能です。

それには、ちゃんとデータを確認することが必要になります。


誰もが大好きな、「通風」=風が通り抜ける、こと、

風は、ちょっとやっかいです。

基本はデータも参考にしますが、データ通りに吹くかどうかは

悩ましいところ。

風(空気)の特性を知った上で「窓」を計画することが必要です。


自然がもたらしてくれる恵みである

「心地いい」「快適」

という、『感性』、を確かに実現するのは

「定量的な考察」があってこそ、

なんです。


だから、エヌテックは、ご提案の際にプランと併せて

必ずデータ、数値を一緒に提示しています。


省エネも、数値がないと正しく実現できません。







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by ntecj-yoko | 2013-07-24 09:20 | ちょっとしたこと

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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