『定性的に、定量的に。』
2013年 07月 24日
今日は、今から岡山へ向かいます。
久しぶりにお目に掛る方との再会が楽しみです♪
さて、皆さん、家作りをされるに当たり
イメージや雰囲気、を大切にされているかと思います。
それら感情的なことを「定性的」という言い方をしますね。
もうひとつ、数値的なことを「定量的」と言います。
私は、両方同じくらい大切だと考えています。
人は感情の生き物(?)ですから、理性だけでは心が動きません。
ただ、家作りの本、雑誌、ネット情報・・・
いずれも、どちらかというと「定性的」なものが多く
感情に訴えかけてくる表現が目につきます。
例えば、「パッシブデザイン」もそうですね。
「光が降り注ぎ、風が通り抜ける」
イメージを嫌いな方はいらっしゃらない・・・どころか
皆、大好きですよね。
しかし、これを家という建築で実現するのは
「定量的」な考察があってのこと、なんです。
つまり、「雰囲気」や「何となく」、「ま、こんなもん」では
上手くいかない、ということです。
光はどちらから来てどう入るのか、風も同じく。
特に、太陽は一定の決まった動きをしますからそれに沿って
採光、採暖のために窓を設置したり、
採涼として日射を遮ることが可能です。
それには、ちゃんとデータを確認することが必要になります。
誰もが大好きな、「通風」=風が通り抜ける、こと、
風は、ちょっとやっかいです。
基本はデータも参考にしますが、データ通りに吹くかどうかは
悩ましいところ。
風(空気)の特性を知った上で「窓」を計画することが必要です。
自然がもたらしてくれる恵みである
「心地いい」「快適」
という、『感性』、を確かに実現するのは
「定量的な考察」があってこそ、
なんです。
だから、エヌテックは、ご提案の際にプランと併せて
必ずデータ、数値を一緒に提示しています。
省エネも、数値がないと正しく実現できません。
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by ntecj-yoko
| 2013-07-24 09:20
| ちょっとしたこと