『エアコンの選び方と建物性能。』
2013年 07月 15日
今日も暑い!
私が発注したエアコン「うるさら7」はまだ届きません。
早く届かないかな~~~、です。
さて、皆さん、エアコンを新しく購入される方も多いかと
思いますが、
何を基準にエアコンの容量(能力)を決めていらっしゃいますか?
多くの方が、家電量販店などに出向き、
ずらりと並んだエアコンに表示されている「畳数(何畳?)」を
目安にされているのではないでしょうか?
あの畳数は、どのくらいの性能の家を想定しているか、
これもご存じでしょうか?
ほぼ、無断熱状態の家が想定されているらしいです。
で、ちょっと見て頂きたいのがコチラ。↓
これは、エヌテックのパッシブデザインの先生であり、
毎月送ってもらっている野池政宏さんが毎月発行している
「野池新聞2013年6号」の記述です。
「エアコンの適切な暖房能力はその建物の断熱性能に大きな影響を受ける。
当たり前だ。」
「一方、エアコンの適切な冷房能力は日射遮蔽性能に大きな影響を受ける。
これも当たり前だ。」
とあります。
少し左に目を向けると、
「ところが暖房能力の大きいエアコンは冷房の能力も大きくなって、
こうした「断熱性能と日射遮蔽性能に大きな違いがある」という建物に
対応できない。」
と書いてあります。
『Q値』(すなわち断熱性能)だけを強調してあるのをよく見かけますが、
(Q値 + C値 の場合もあります。密接に関係していますからね。)
夏の日射遮蔽性能を示す『μ値』を提示する会社さんはあまりないようです。
野池さんの文章にあるように、
暖房エネルギーは小さいのに、
冷房エネルギーは多大!(日射が入りやすい家)
と、アンバランスな場合、
どこに照準を合わせてエアコンを選んだらいいのか、
悩みますよね。
結果的にこの場合、「冷房」能力に合わせるしかないでしょう。
つまり能力の大きいエアコンを購入せざるをえない、事になるわけです。
暖房時には不必要でも・・・・・。
建物性能は通年でのバランスが最も大事、
これは、エアコン(採暖・採涼)選びにも大きく影響してくるんです。
「効かなかったらイヤだからね!」
と
保険を掛けて無駄に能力の大きいエアコンを購入する費用が、
ま、無駄ですよね。
もちろん、電気代も無駄になります。
ハイ。
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by ntecj-yoko
| 2013-07-15 16:44
| 取り組み