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『ちょっと違う、ゼロエネスタイル。』

先日、構造見学会を開かせて頂いたO様邸のある小規模団地は

ブログでも書いた通り、周囲のほとんどがハウスメーカーさん。

どうやら建築条件付土地だったそうで、ナルホドと納得。

団地内をぐるりと歩いてみると、

各社それぞれのエネルギーへの考え方が分かって、興味深かったです。

エネルギー計画は会社の考え、住まい手様のライフスタイルによって

いろいろあり正解!はありませんが、ま、強いて言えば

「小さい(少ない)エネルギーで(安く)暮らせる」

ということは”王道”ではないかと思います。

それに、「ホントに快適」もくっついてないといけませんけどね。

O様邸は、「今は」ゼロエネ住宅ではありませんが、

国が目標として定めているロードマップにもあるように、

近い将来「ゼロエネ」にも出来るよう、

見据えて建物の設計・エネルギーの計画をしてあります。

何と言っても、O様邸とご近所様の多くとの一番の違いは、

「”太陽熱”の利用のあり方」かもしれません。

パッシブデザインの考え方がベースになっているため、

冬の暖房利用としての日射取得、夏の採涼のための日射遮蔽、

太陽は明るさを取るための「光」に加え、「熱」も利用できますから

日射量に恵まれている広島では、一番最初に利用を考えるべき

エネルギーですよね。

O様邸は、「太陽熱温水器」の設置により給湯エネルギーを太陽熱で

大部分賄う計画です。

「イマドキ、太陽熱温水器?!」

と、ビックリされる方もいらっしゃるかと思いますが、

そこが「ちょっと違う」のワケなのです。

省エネ白書によると、家庭でのエネルギーの約30%は給湯です。
『ちょっと違う、ゼロエネスタイル。』_b0122502_104483.jpg

ここの部分を減らせれば、かなりの省エネが出来ることが分かります。

(冷房のエネルギーが案外小さいのに驚きますけど。)

これから猛暑がやって来て、凌ぐ避けることを考えるに加え

せっかく強烈な太陽エネルギーが降り注がれるわけですから

利用しないテはないよね!というのが、エヌテックの考えです。

給湯機のスイッチがOFFなのに、たっぷりの暑いお湯が蛇口から出る…

これ、ガスを使ってない省エネ的な嬉しさと同時に、ちょっと感激しますよ。

高性能な躯体設定、パッシブデザイン設計による補正も含め、

避けるところは避けながら、利用できるもんは利用する。

他とはちょっと違う、省エネ~ゼロエネへのスタイルなのです。







エネルギーを減らしながら快適な暮らしを実現しよう!1985運動

1985年当時のエネルギー消費量を目標に、

少ないエネルギーで快適さも享受できる暮らしを目指そう!

今年も大集会開催決定!

■9月1日(土)埼玉会館にて
『ちょっと違う、ゼロエネスタイル。』_b0131012_13152534.jpg

エヌテックは、1985運動に賛同しています。






エヌテックのホームページ ← はこちらから!
by ntecj-yoko | 2012-07-10 10:15 | 取り組み

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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