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『定量的で行こう!』(パッシブデザインのススメ)

先週のことになりますが、

2月2日に、広島県工務店協会さん主催の

「野池政宏さん」によるパッシブデザインのセミナーが

開かれたことをお伝えしました。

そのお話の中で、

「パッシブデザインの効果を”定量的”に把握すべき」
『定量的で行こう!』(パッシブデザインのススメ)_b0122502_856033.jpg

という言葉がありました。

この”定量的”というのは、”数値で確認する”といった意味です。

反対語が”定性的”で、”雰囲気”とか感性によるものを指します。

パッシブデザインは、太陽の光や熱、通風といった自然の力を

取り入れる「心地良さ」を求めて行く手法のため、

どうも「イメージ型」と捉えられやすいのですが、

実は、捉えにくい自然の熱や光を数値としてちゃんと把握し、

予想と実測を重ねる「理科系」な手法なのです。

また、「心地良さ」と並行して「エネルギー」も数値で確認します。

Q値、や、μ値、U値…などの一見ややこしい?数字も

出来る限り正確に性能を数字として把握し、

建物の中でどのような効果を予想するため必要なのです。

繰り返しになりますが、パッシブデザインは「究極」を求めるのでなく、

(究極って思ったよりカンタン、なんです。)

最も難しい(と思う)「バランス」を求めて行く作業が、

パッシブデザインの設計です。

現在は、様々なデータやシュミレーションソフトも出揃い、

かなりの高確率で温度や光、エネルギー消費量のの予測が

出来るようになっています。

先日、スタッフが無理やり押しかけた目標の会社である

参創ハウテックさん」(東京)もすごい!!レベルです。

伺った3名があまりのレベルの高さに驚愕してましたから。(笑)

エヌテックも、丸2年(!)掛りましたが、

かなりのレベルに達したと自負しています。

イメージや雰囲気の「定性的」も大事、

でも、プロとして「定量的」に捉える事も必須です。

今日も最適なバランスを求める理科系作業が続きます。







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by ntecj-yoko | 2012-02-07 08:57 | 取り組み

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