『閉じて、開いて・・・過快適じゃない道。』
2011年 07月 08日
どうやら、今日、中国地方も梅雨明けしたようです。
しかし、陽ざしもなく曇っており、蒸し暑い・・・。
日本が亜熱帯であることを痛感しますね。
梅雨明け宣言ってホント?どんより空の事務所前。↑
さすがに外気温上昇と共に事務所の室温も30℃を超え、
さきほど、冷房を点けたウチの事務所ですが、
あ~、やっぱり、涼しいなあ・・・。
無理しても始まりませんから、適度に省エネしましょうね。
(事務所のエアコンは、高効率エアコンでないのが省エネのネック。)
さて、建築の世界には「閉じる」「開く」という表現があります。
「閉じる」世界では、高気密高断熱を基本として、
外気の影響を受けにくいようにし、
「閉じて」設備機器(主にエアコン)による
夏も冬も空調で室内環境を整える方向性が基本です。
「開く」は、まずは周囲の環境、気候のポテンシャル(潜在能力)を
活かすことを基本とし、不足部分を設備機器で補います。
閉じる、開くともに、建築的な工夫によって室内気候を作る、ことには
変わりはありませんが、
「閉じる」の方は、”自然を遮断する”ことがベースのため
”自然を利用する”ことが、考慮されていないのが一般的です。
主に寒い地域で夏も高温多湿になりにくい地域に適した手法ですね。
ここで、ふと思うのが、夏の場合エアコン(冷房)で室内の温度を
整えるわけですが、もしかして、それって、
過剰に快適な室内環境になってませんかね?ということです。
小さなエアコンで家全体が冷えますよ、でも電気代は安いです・・・
が実現できるようですが、
ちょ~っと待って下さ~い!
全館冷房(家中冷える)が家にホントに必要でしょうか?
デパートなどの商業施設なら分かりますけど、
例えばトイレまでリビングと同じ温度にする必要はありますかね?
これって、「過快適」ではないですかね?
快適でありたいのは本音ですが、ホントにそこまで望んでますか?
常時稼働する高価な設備ありき(アクティブ型といいます)にするって、
少々過剰な気もしますし、エネルギーの無駄使い?のような気もします。
(電気エネルギーは、自然エネルギーと違って
安定的で安心して使えるそもそも高品質なエネルギーで、
低温度で事足りる家庭で使うには少々もったいないモンです。)
まず、過剰に遮断するのではなく、
ほどほど(を探り当てて)に設定する方が、
建築費も、ランニングコストも妥当ではないかと思います。
無理することなく続けるために”過”ではない丁度いい道を探る・・・。
そのためには、先ずは自然を利用し繋がること、
パッシブデザインを考える。
そう簡単ではありませんが、
広島には広島に合った家づくりがあるはずですからね。
エヌテックは、そこを”ちゃんとやりたい”と思ってるンです。
「省エネ」するなら面白くやろう!
「完成見学会開催!」
”ki-bako BREAD”
パッシブデザインを取り入れたコンパクトな家族の家。
外壁に焼き杉を使用。
玄関の広く大きな屋根がのびのび家族の象徴です。
山長商店の「先導モデル事業」(国土交通省補助金事業)のお住まいです。
■7月30日(土)31日(日) 午前10時~午後4時(16時)まで
■広島市安佐北区三入
■事前のお申し込みは不要です。
■地図の入ったご案内状をご希望の方はこちらからどうぞ!↓
お申込フォーム
■設計施工 : 株式会社エヌテック
ki-bako「木箱の家」が、
2010年グッドデザイン賞を受賞しました!
エヌテックのホームページ ← はこちらから!
しかし、陽ざしもなく曇っており、蒸し暑い・・・。
日本が亜熱帯であることを痛感しますね。
梅雨明け宣言ってホント?どんより空の事務所前。↑
さすがに外気温上昇と共に事務所の室温も30℃を超え、
さきほど、冷房を点けたウチの事務所ですが、
あ~、やっぱり、涼しいなあ・・・。
無理しても始まりませんから、適度に省エネしましょうね。
(事務所のエアコンは、高効率エアコンでないのが省エネのネック。)
さて、建築の世界には「閉じる」「開く」という表現があります。
「閉じる」世界では、高気密高断熱を基本として、
外気の影響を受けにくいようにし、
「閉じて」設備機器(主にエアコン)による
夏も冬も空調で室内環境を整える方向性が基本です。
「開く」は、まずは周囲の環境、気候のポテンシャル(潜在能力)を
活かすことを基本とし、不足部分を設備機器で補います。
閉じる、開くともに、建築的な工夫によって室内気候を作る、ことには
変わりはありませんが、
「閉じる」の方は、”自然を遮断する”ことがベースのため
”自然を利用する”ことが、考慮されていないのが一般的です。
主に寒い地域で夏も高温多湿になりにくい地域に適した手法ですね。
ここで、ふと思うのが、夏の場合エアコン(冷房)で室内の温度を
整えるわけですが、もしかして、それって、
過剰に快適な室内環境になってませんかね?ということです。
小さなエアコンで家全体が冷えますよ、でも電気代は安いです・・・
が実現できるようですが、
ちょ~っと待って下さ~い!
全館冷房(家中冷える)が家にホントに必要でしょうか?
デパートなどの商業施設なら分かりますけど、
例えばトイレまでリビングと同じ温度にする必要はありますかね?
これって、「過快適」ではないですかね?
快適でありたいのは本音ですが、ホントにそこまで望んでますか?
常時稼働する高価な設備ありき(アクティブ型といいます)にするって、
少々過剰な気もしますし、エネルギーの無駄使い?のような気もします。
(電気エネルギーは、自然エネルギーと違って
安定的で安心して使えるそもそも高品質なエネルギーで、
低温度で事足りる家庭で使うには少々もったいないモンです。)
まず、過剰に遮断するのではなく、
ほどほど(を探り当てて)に設定する方が、
建築費も、ランニングコストも妥当ではないかと思います。
無理することなく続けるために”過”ではない丁度いい道を探る・・・。
そのためには、先ずは自然を利用し繋がること、
パッシブデザインを考える。
そう簡単ではありませんが、
広島には広島に合った家づくりがあるはずですからね。
エヌテックは、そこを”ちゃんとやりたい”と思ってるンです。
「省エネ」するなら面白くやろう!
「完成見学会開催!」
”ki-bako BREAD”
パッシブデザインを取り入れたコンパクトな家族の家。
外壁に焼き杉を使用。
玄関の広く大きな屋根がのびのび家族の象徴です。
山長商店の「先導モデル事業」(国土交通省補助金事業)のお住まいです。
■7月30日(土)31日(日) 午前10時~午後4時(16時)まで
■広島市安佐北区三入
■事前のお申し込みは不要です。
■地図の入ったご案内状をご希望の方はこちらからどうぞ!↓
お申込フォーム
■設計施工 : 株式会社エヌテック
ki-bako「木箱の家」が、
2010年グッドデザイン賞を受賞しました!
エヌテックのホームページ ← はこちらから!
by ntecj-yoko
| 2011-07-08 14:23
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