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『有機的デザイン・・・やさしくて強いということ。』その3

えー、もう6年ほど前になるのでしょうか?

無印良品(MUJI)が、出した面白い本(雑誌?)です。↓
『有機的デザイン・・・やさしくて強いということ。』その3_b0122502_11123858.jpg

「ビンボーくさくならないインテリアのコツを教えます。」ってコピーが泣かせる。(笑)

MUJIと言えば、シンプルで形もコスト的にも無駄を排除した製品づくりがコンセプトですよね。

確かに、全部MUJIにすると、ビンボーくさくなる可能性は大。

そのMUJIが、「ゴージャス」?というんで、こりゃ面白いさすがMUJI、と迷わずGET!

MUJIの製品を使って、確かにビンボーくさくなく尚且つアートな世界が展開されてます。

で、その中でワタシが「おっ。いいじゃん!」と思ったのが、このページ。↓
『有機的デザイン・・・やさしくて強いということ。』その3_b0122502_10483471.jpg

そう、あの超売れっ子トップクリエーター「吉岡徳仁」の事務所なのです。

150年前の米倉を移築した構造体に、現代の工業素材を融合させてあるのです。

さすがに、現代日本を代表するトップクリエイター、ありきたりじゃないステキな空間。

ご本人の後ろに見える本棚が、MUJIの段ボール製なんですが、これがナイス。

「最初は、作り付けで棚を作ったんですよ。でも、すごく立派なものになってしまって・・・」

ということで、

「もっと、ラフな感じがいいな、と思い・・・」

で、その立派な棚を壊して(多分)、段ボールの衣装ケースを本棚として採用したそう。

(ただ、そこは吉岡徳仁。扉を取ったり通常の使い方じゃないことになってるみたいです。)

そう、僭越ながら、同感~~!

最近感じるのが、確かにちゃんと作ってあることは必要なんだけど、

全部じゃなくって、必要なところだけちゃんと作ればいいんじゃないかな?ってことです。

将来どうなるか分からない間仕切り、家具類は特に、軽く作っておかないと実際問題として、

変更する際に厄介なことになる可能性もあるし、

どーしても、職人さん、は当たり前にちゃんと確かに立派に作ってしまう。

そうなると、見た目的にも、重厚で立派すぎてしまって、ナンか違うなぁ・・・です。

「古さと新しさ」、「重厚さと軽さ」の融合(MIX)、がいいような気がします。

現在、あるお客様のリフォームを計画中です。

お客様のキャラクター、物件が”中古”(ユーズド)であるということをいい方向に生かして、

上記のMIX=融合オモシロ空間を作り上げるご提案を、iidaと共に考えてます。

ナカナカ難しいのですが・・・これが、とっても楽しい☆

あ、でも、そこはエヌテックの仕事。

南欧風とかヨーロピアンじゃないんですよ~~、古民家でもないけど、ネ。(笑)
by ntecj-yoko | 2009-01-27 11:10 | 取り組み

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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