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今朝は東広島市八本松でも氷点下にはならず、
でしたが、

終日曇って、日差しもなく気温が上がらない一日になりそうです。

冬はこんな日が結構あるからこそ、
『確かな暖房』を備えておきたいですね。




さて、


建材会社の営業マンであるHさんは、
超高断熱高気密のエキスパートでした。


そこらの普通の設計士など足下にも及ばない知識と
並外れた行動力があり、


「高断熱高気密に対する熱意」


は本物でした。


ものごとを進めるには、
”熱意ありき”だと常々考えていた私にとって
同じベクトルの人とタイミング良く出会えたわけで、
KM5にも、私にも、
本当に代えがたい幸運でした。


Hさんに出会うまで
悩んでいた断熱の施工方法とは・・・


これまで
標準採用している4寸(120ミリ)柱に、
3.5寸(105ミリ)用のGWを
施工していましたが、


15ミリほど、外壁側に隙間が出来ているわけです。


実は、お施主様からも同じ疑問を呈されていました。
(実に鋭い!)


隙間は(気流止めがされており)静止空気であって、
決して間違いではないにしろ、
ウールのセーター同様に、
密着してこそ断熱効果がより期待できるというもの。


しかし、世間一般では4寸柱自体が少数派のため、
いつも使っている”フィルム付き”120ミリ厚のGWがない。


そもそも、フィルム付きって
(大工さんの施工の問題でなく、製品として)
キッチリ隙間なく断熱材が入っているのだろうか?
という疑問もあり、


KM5で目指すのは、
「本物の高断熱高気密住宅」
です。


それなら
西方先生や、
pureさん(は、木質繊維+気密シートを採用されています)のように
フィルムに包まれていない
”裸”のGW + 気密シート
でやるしかない!!


Hさんからは、
断熱気密のより詳しい情報、
施工の方法だけでなく
断熱材、各種気密材の入手もサポートしてもらい


断熱材(高性能GW24K、16K:北海道仕様、4寸柱対応のもの:パラマウント硝子工業)
気密材(気密シート、ダクトや電線などを覆う気密材:ドイツ製)


も、手配完了、
教えてもらった施工に使う工具類 ↓ もホームセンターで入手!


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こんな仕上がり ↓ を目指します。


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(西方先生設計による現場写真よりお借りしました。m(__)m)


Hさんとの出会いによって
断熱材の施工実施に光が見えた
「KM5」
でしたが、

そうすんなりと事が運ばないのが常というもの。

テキは意外なところに居ました。(笑)



閑話休題。

断熱材の選定について、ちょっとだけ。
エンネではグラスウール(GW)を採用しています。

未だにネガティブな情報が多いGWですが、

長期間の使用において最もへたらず、
無機質のためシロアリ被害も心配なく、
安価で入手しやすい建材です。

良くないイメージが流布した原因のほとんどが、
知識不足と施工不良によるものであって
素材が悪いわけではありません。

ただ、現場での施工時にチクチクするなど
扱いにくい点もあります。

今年の10月には、
マグから、イゾベール・コンフォートという
チクチクを抑えた製品も出ています。



話を戻して・・・


いよいよGWを4寸柱にきっちりと施工する日がやって来ました!


続きます!




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# by ntecj-yoko | 2017-12-08 09:29 | 特別な家作り | Comments(0)
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こんにちは!

しばらく間が開いてしまいまして失礼致しました。
m(__)m

昨日は、東広島市八本松の私の自宅付近では
薄っすらと雪が積もりました。

今日は、外気温は低いながらもいいお天気ですね。

どうやら、午後以降は曇りから少し雨が降るようです。

これからは雨天後は凍結の可能背もあり、
足元が滑りやすくなりますので
どうぞ、ご注意下さいませ。


「ガデリウス」さんによる独自の試行錯誤を経たシステムの導入を決め
早速、お客様にご提案しました。


元々、冷暖房について
私と同じような問題意識をお持ちだったこともあって
比較的すんなりとご理解を頂き、導入が正式に決まりました。




冷暖房+換気を”同時に”行う

このシステムを導入するには、


● ダクト配管のスペースを確保する

● 各種設備機器の設置スペースを確保する


基本的なこの2つに加えて、


「断熱気密をより強化する」


ことを目指しました。


どんな優れた冷暖房システムであっても、
根本的なこととして
躯体と窓の性能が高く、熱損失が少ないことが大前提です。


これまでもエヌテックとしてはⅥ地域(広島市)としては、
HEAT20でいうところの、

G1レベル(UA値=0.56) 

相当の性能は出せていましたが、
それでは不十分。

G2レベル(UA値=0.46:現状で最高レベル)
よりさらに上のレベルとなる

UA値で0.4を切ること
 


を目標に定め、


仕様決めに着手。


いつもの使用を上回る断熱仕様
→(壁・屋根・基礎共に断熱材のグレードアップ+厚さを増やす)、

トリプルガラス+アルゴンガス入+Low-eガラスの窓を採用
→(APW430、トリプルシャノン)、


優れた冷暖房換気システムの持てる力を十二分に発揮させるには
”超”高性能が必須ですが、


計画も設計も重要には違いありませんが
最も重要なのは


「現場で正しく施工する」


ことです。


文字、図面、数値上は超が付く高性能であっても
実際の現場でキチンと施工が出来ていなければ
ダメです。


中でも高性能住宅の施工上の決め手と言っていい

断熱材の施工方法でちょっと悩んで迷っていた

この頃、
某建材取り扱い会社のHさんと知り合います。


ある建材のサンプルを依頼したところ、
レスポンス良くすぐに直接届けてくれたHさんに、
「KM5」
での取り組みを話したところから、


一気に解決へと向かったのです。


出会いって不思議ですね。


まさか、
建材会社の営業マンさんに
断熱施工を手伝ってもらうことになろうとは!



秋田の西方先生の現場で見た断熱施工、

松山のpureさんに見せて頂いたスライドに出ていた断熱施工、



これらを「KM5」で実現出来ることになったのです。


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APW430 と、パラマウントの高性能GW24Kを120ミリ充填したところ。↑


しかし、言うは易し実際は大変でした!


続きます!!




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# by ntecj-yoko | 2017-12-07 13:14 | 特別な家作り | Comments(0)
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おはようございます。

今朝は冷え込みました!
さすがに、12月ですからこれが普通なのでしょうね。


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やっぱり、暖かい家がいいわ・・・しかも省エネで。
⇒ 超高性能が必須!
と、毎年のことながら(これから4か月近く)実感です。



さて、ちょっと間が開いてしまい失礼致しました。
m(__)m



「KM5」
の冷暖房、換気をどうするか・・・



ある人から情報を得て
すぐにガデリウスさんに連絡を取りました。



お忙しい中、すぐにご対応を頂き
じっくりと話をお聞きすることが出来ました。


ガデリウスさんが試行錯誤を繰り返した結果
自社の保養施設に設置されているというシステムです。
(つまり実施されていてデータもあるということ)



これがこちら。↓


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アメニティエアコン(冷暖房byダイキン)+全熱交換型換気システム
を連動させることで
清浄な空気を冷暖房して、
ダクト配管によって各所に届ける、
というものです。


後に分かるのですが、
このやり方は、
業界の”先進的な取り組みをされている方”も
注目し、すでに実践されていました。


何を意味しているのかというと、



「”超”高性能を当たり前にやっている」
        
         ↓

「ダクト配管型の第一種換気を採用したことがある」


         ↓

「知識&経験上冷暖房と湿度にたいする問題意識がある」


         ↓

「イニシャル及びランニングコストに対する問題意識がある」



ということなのです。


第一種換気自体もまだまだ普及していませんが、
換気手法の前に
ダクト配管にアレルギーを持つ方は
お施主様だけでなく、業界にもそれなりにいらっしゃいます。


しかし、やったことがある方(会社)は、
何が問題でどうやれば克服できるかを知っていて
導入に当たりハードルが低いため、
どんどん前に進んで、よりよい環境を作り出している、
わけです。


一番大事なのは、

解決したい問題を持っていること

ではないかと思います。


住宅だけでなく、
モノづくりにおいて
問題(課題)こそが
よりよいものを作る原点であり
進歩を促す原動力ではないかな?と思います。



● 個室化されていても各所を満遍なく冷暖房する。

● 西日本特有の湿度をある程度コントロールする。

● 梅雨時期や台風時期の高温多湿時に
  洗濯物を室内干しで乾かせる。



一番下は、妙に生活感がありますが(汗)

ガデリウスさんのシステムでは
これらがほぼカバーされており


約2時間ほど、知識・勉強不足を申し訳ないと思いつつ
しつこく質問を繰り返しましたが、
お帰りになるころには、



「これで行こう!!」



と、ほぼ私の気持ちは固まっていました。


重要なコスト面でも、
換気システムと冷暖房が込とすると、
妥当、もしくはリーズナブルに思いました。



床面積も大きくなく
ほぼ一室空間だった
「.38」
の場合は、

ダクトレス型換気システム + エアコン(1階(暖房用)+2階(冷房用)に1台づつ)

で、オッケーでしたが、



「KM5」
は、
個室化された部分もあり、
床面積もそれなりにあります。



設備も正解は一つではなく
家の規模とプラン、立地条件、住まい手様のライフスタイル、
によって様々に違い、
それぞれに最適な手法があるはずです。


最適な手法の中には
導入コスト(イニシャル)、運用していくコスト(ランニング)、
そしてメンテナンスも含まれます。


先駆者の皆様、
いろんな会社さん、
とお目に掛るうち、
徐々に自分の知識や引き出しも増え
ケースバイケースによってご提案が出来るようになってきました。



「KM5」
で、
ご提案して導入しよう!と決めたこのシステムでしたが、
実現までには
まだまだ乗り越えなければならない課題がたくさんありました。





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# by ntecj-yoko | 2017-12-02 10:06 | 特別な家作り | Comments(0)
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こんにちは!

今日は気持ちい青空、が広がっています。
早速、洗濯洗濯!

真冬の寒さもすこし緩みましたね。

真冬本番は近いですから、
秋の終わり、冬の初め・・・
あいまいな今時期を楽しみたいと思います。



さて、前回の続きです。


暖房の手法をどうしようか・・・
と、併せて


「冷房はどうする?」


も、考えねばなりません。

実は、難しいのは「冷房」の方。

何故かと申しますと、
暖かい空気は膨張して軽くなり、”自然と”上昇する性質があります。

冷たく冷やされた空気はその逆で、重くなって下がります。
冷たい空気が自然と上昇することはありません。


また、暖房は複数の選択肢があり、
お住まいのプラン、ご家族構成、ご希望の暖め方、
によって選べますが、


”冷やす”
事が出来るのは、エアコン冷房オンリー、なんです。


そのため、室温を下げるために選ぶのは
エアコンしかありません。
(通風や扇風機はあくまでも体感的に涼を取るだけで、冷やすことはできません)


エアコン冷房が苦手とおっしゃる方は
特に女性に多いのですが、
風がイヤ、
というものですね。


猛暑の外から冷房が効いた室内に入った当初は、
汗がすっと引いていくため気持ちがいいのですが、
汗が引くと、冷え過ぎは血流も悪くなりますし、不快です。
冷気は下がるため、足元が冷えすぎなのも苦手の原因の一つかもしれません。


高性能住宅を手掛ける業界の方にお聞きすると、
ほぼ皆さん、


「冷房が難しい。」


と、おっしゃいます。



暖気は上昇し、

冷気は下がる。


空気が持つこの相反する性質を、
ひとつの家の空間で処理しなければなりません。


となると、



暖房は下に設置。

冷房は上に設置。



基本的には、こういう考え方が成り立ちます。



しかし、前回も書いたように、
オープンな空間では可能でも、
「個室へ満遍なく」
となると、それぞれ一か所づつでは無理があります。
空気は自分が望む場所に勝手に動いてくれるわけではありませんから。


私個人的には、
脱衣室、トイレ、を
暖かく&涼しくしたいという想いもありました。


脱衣も、トイレも長時間の利用ではありませんが
肌を出すという住宅ならではの”特殊な場所”であり、
ヒートショックが起きやすい場所でもあるのです。



最終的に 
「KM5」
で提案し、
ご採用を頂いたシステムに行き着くまで
6社さん(だったかな?)に相談しました。



暖房+冷房が満遍なく行き渡り、
冷暖房時の換気による熱損失も防ぎたい、
夏の多湿、冬の過乾燥をどうにかしたい、
空気質も確保したい(これは後日書きます)



欲張り過ぎ?



いえいえ、
暖房冷房はなんらかで備えますし、
換気扇は当たり前に設置されています。


冷房同様に扱いが難しい”湿度”の問題は、
亜熱帯に近い日本の(特に夏の)気候では必須の課題です。


西方先生から、
「西日本は夏を十分に考慮した計画が必要。」
アーキテクト工房pureの高岡社長様からも、
「冬対策は高性能にすることで基本はOK、
夏は日射遮蔽に加えて輻射熱もあり湿気対策も必要。冷気の拡散は困難。」

とのお話を聞いておりました。



絶対高性能にすることだけ固く決心し、
冷暖房・換気・湿度対策をどうするかで
これといった決定打を欠いたままな状態でいた時、



ある情報通の業界の知り合いから、



「いいシステムがあるらしいよ。」



と、聞いたのは初夏の頃でした。




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# by ntecj-yoko | 2017-11-28 13:45 | 特別な家作り | Comments(0)
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今日も安定の?寒さですが、
今週には、一旦寒さは緩むようですね。

現場用に購入した軽くて薄い、
「ウルトラライトダウン」(byユニクロ)
が、大活躍しております。

ヒートテック、エアリズム、ウルトラライトダウン、
エクストラファインメリノ・・・
ユニクロの素材及び商品開発はスゴイ!



「KM5」
に至るまでの話の続きです。


尊敬する方がいらっしゃる2つの場所に行くまでに
「ここは聞いておきたい。できれば見せて頂きたい。」
ことがいくつかありました。



それは、私自身が持っていた”問題意識”に起因します。



①「家中、しかも上下左右がムラなく安定した暖房」

②「ムラのない冷房と、湿度の関係」

③「超高気密高断熱における”換気”の問題」

④「冷暖房設備はどういったものを選択されているか」

⑤「超高断熱高気密における設計と断熱気密工事の実際」



実はこれらは、
3回前に書いた
自宅の大規模リフォームの結果が影響しています。


まず、
①の「ムラのない暖房」は、
断熱気密を強化しないと得られないことはすでに分かっていました。


また、外気と室内との境界である”外皮部分”を強化すれば
そもそも外気の影響を受けにくく、
冬の室内最低温度が”高い”ため、
最もコスト高な暖房エネルギーを削減できることも。



暖房してもしても、足元が寒いのは
暖気は上昇し、冷気は下がるという自然現象であって、
外気の影響を最小限とし、
床壁天井窓の温度差をなくすほど
室内空間における温度ムラがなくなるわけですから
(上下左右の温度差がなくなるほど快適性は高い)
外気に面したところを”バランスよく”ひたすら強化するのが正解です。


しかし、
外皮部分(外気と接している室内と外部の境界のこと)を強化した上で
通常の2階建てで家中をまんべんなくムラなく暖めるとなると
これがちょっと難しい。



最初に思いつくのは、
暖かい空気の性質を利用した
床下もしくは、床を暖房して暖気を上昇させるというものでしょう。


床も暖かいし、
基礎を立上りが少ないオープンな空間として設計が出来ていれば
(耐力壁の配置を考えた平面計画と構造計算により可能)
”1階”は、ムラなく床から暖房することが出来ます。


裸になったり、冬も水を使う場所であるにも関わらず
北に配置されることが多い
脱衣、洗面、浴室なども、
床を利用した暖房であれば、暖かく出来ます。


では、2階は?
大人中心の家族構成、もしくは2世帯住宅などで
2階が個室化されていたら?



『暖気を各所に満遍なく行き渡らせる』



には、
床を利用した暖房はズバリの回答ではありません。


階段や吹抜けといった
”建築的なタテ穴”
を使って暖気を上昇させる手法が一般的ですが
上昇した暖気が、都合よく個別の部屋に行き渡るかというと・・・


暖気を(締め切ったもしくは、区画された)個室に行き渡らせるのは
実際には難しい。


平屋(1階だけ)であるとか、
ご家族構成が小さなお子様中心で
家の規模もさほど大きくなく
ほぼ一室空間状態のオープンな間取りであれば、
床からの暖房は有効ですね。


しかし、
いかに家族とはいえプライバシーはどうする?


お子様もいずれは成長し、
個室を求めることがあるかもしれない・・・。


う~~~~ん・・・・



続きます。



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# by ntecj-yoko | 2017-11-26 08:44 | 特別な家作り | Comments(0)

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