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『花粉と気密。』

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来週の水曜日はもう4月ですね。

入学進学入社新しい部署・・・と、

4月はスタートの季節でもあります。

学生時代の感覚が残っているというか(汗)

私だけじゃないと思いますが、4月は気分が改まりますよね。



そんなウキウキの季節ですが、ひとつ難儀なのが

「花粉」

ではないでしょうか?

私自身は花粉症ではないのですが、

周りの人はほとんどそうであると言って間違いないほど

皆が皆、様々な症状に悩まされています。

決定的な治療が難しいらしい点も悩ましいですが、

外にいるときはマスクなどで防御するしかないとして、

家の中では、どうでしょうか?



「花粉を室内に入れない」



が、必須です。



室内に花粉を入れない対処法として2点考えられます。



「建物として気密性を高める(外部の空気が室内に入りにくい)」



「洗濯物を外に干さない(持ち込まない)」



あと、外出から帰ったら”外で”はらう、もありますね。

(なので、玄関ポーチにある程度のスペースがあると便利)


”気密”に関しては、

暮らしてみて初めて実感を頂けるかと思います。

お客様にも花粉症をお持ちの方は多くて

最初のヒアリングや計画時に花粉と気密の話をします。

半信半疑の方も多いようですけど、

実際に住んでみたら、家の中にいると楽!なのにびっくりされます。

比較的新しいコンクリートの賃貸を除いて

壁やサッシの隙間から侵入する花粉に悩まされていた皆さんが

「いやー、びっくり! 家にいると楽なので助かります!」

と、おっしゃって頂きます。



もう一つの”洗濯物”ですけど、

日差しが明るく暖かくなると、洗濯物を日に当てたいのが人情。

吹き渡る風に洗濯物がなびいているとすっごく乾いているようで

気分爽快、嬉しくなります。

実際、風があると水分が飛んで乾きが良いのです。

しかし、長時間風に当てると花粉が・・・・・

となります。

なので、室内に洗濯物を干せるようにしてあると助かります。

実際、花粉だけでなく室内洗濯物干し場は年中活躍すること間違い無し!

外出時に急な雨でも心配不要、

冬場の気温が低い時でも湿度供給を兼ねて干せる、

家事動線が短縮できる・・・・・

なんたって、洗濯物は花粉だろうが氷点下だろうが、

否が応でも年中絶対にありますしやらなきゃならない家事ですから。



一番おすすめなのは、

西日が当たるところに外と中に干せるようになっていることですが、

立地条件でそうもいかない場合でも

洗濯機からそう遠くない室内に考慮しておくと助かります。

作業軽減のためにも洗濯機と同じ階であることも大切ですね。



早く花粉の季節が過ぎ去ることを願いますけど、

春は一年で最も心地良い季節なのですから

せめて、家にいるときは症状のツラさを忘れて、

澄み渡った青い空、眩しい光、色とりどりに咲く花・・・・・・

前回の記事じゃないですけど、

重く鈍い色合いの洋服から明るく軽い木綿や麻などの質感へと変わるウキウキ感。

春〜初夏を満喫できるといいですね。






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by ntecj-yoko | 2015-03-28 08:44 | ちょっと注目 | Comments(0)
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光はすっかり春ですが、

肌寒さは冬!(泣)

今日の東広島市八本松の朝は氷点下でした。

予報を見ると、明日まで氷点下らしいです。( ̄O ̄;)


さて、気温は上がりきっていなくても来週は4月、

春です!

ミーハーらしい情報をお送りします。

春といえば、ウキウキフッションの季節!

雑誌やネットでこの春の流行をリサーチすると・・・・・


「デニム」


が、キテます⭐️

ジーンズをはじめとして”生”デニム素材が新鮮な感じです。

こちらは、「VOGUEGirl」最新号の表紙です。
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アレクサ・チャン(ファッションリーダー的存在)が着用しているのは

ダメージ度が少なめ&ぴったり目ののデニムシャツです。

きっちり一番上までボタンをしめているのがアレクサらしい。

今シーズンのポイントはダメージやクラッシュ系のストリートな感じでなく

デニムをキレイに着る、ですね。


これは、今世界的流行である

「ノームコア」※

の流れに沿ったもので、

ノームコア : ノーマル+コア = 究極の普通

つまり、シンプルでベーシックなものをセンスよく着こなす、です。

カジュアルが行くところまで行ったので、キレイめが新鮮、ってとこでしょうか。

しかし、シンプル服こそ着こなしが難しい、というわけで

「こなれた感」が要求されるわけです。

むむむ・・・なかなか難しい・・・。



私も、こなれた感が出せるかどうかは微妙?ですが、

ベーシックデザインは大好き。

そろそろボーイフレンドもスキニーも飽きてきた頃ってこともあり、

つい先日、”生デニム”のストレートジーンズをGETしました。

セルビッチが欲しくて、ユニクロでメンズを入手。

リーズナブルでありながら、カイハラデニム!

この品質でこの価格、ユニクロはすごいなあ。

久々にストレッチが全くない硬めのごわごわジーンズですが、

そうそうジーンズってこうだったよね〜〜、と、新鮮です。



こんな「ガウチョパンツ」も流行っているようです。
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これなら夏も涼しく着用できるかも。



あと、最近街中でよく見かけるのが

究極のベーシックデザインである”トレンチコート”です。

基本のベージュが一番多見かけるような気がしますので

やはり、ノームコアがキテるってことでしょうか。

きっちり系だったり、カジュアルだったりと皆さん自由な着こなしで、

見てて楽しい。


デニムのブルー + トレンチのベージュがスタンダードっぽくて

清潔感もあり相性も良し!

光が明るい春は、ブルーが映えますよね。

やっぱり、春はウキウキ、ファッションが楽しい♪







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by ntecj-yoko | 2015-03-26 19:58 | 流行通信 | Comments(0)
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春を感じる日々となりましたね。

広島では桜が咲くのが、25日頃らしいです。

楽しみです。


さて、昨日こちらの記事↓をネットで見ました。
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(日経新聞のサイトより)

「電気」は、私たちの暮らしに絶対に欠かせないエネルギーですね。

自分が使用する分の電力をどうやって賄うかについては、

購入する電気(広島では中国電力から)に加え

太陽光発電に代表される再生エネルギーで一部を賄うのも

選択肢の一つです。


上記の記事にあるように、

再生エネルギーが増えるに従って、負担も増えるという事実もあります。


”家”の新築時、リフォーム時は、

暮らしの再構築時であるだけでなく、

今後のエネルギーをどう賄うか、を再構築するチャンスでもあります。

どうするかは最終的に自分で決めるわけですが、

東北の震災以降の世の中の流れを振り返ると


「儲かる(得をする)」


というキーワードで決めるのはちょっとどうかな?・・・・・です。

今後世界のエネルギー事情がどうなっていくかは不透明ですが、

絶対に必要なものである、ということは変わりません。

個人的には、どう減らすか(我慢を前提としたものでなく)、

をまず検討して

どう賄うかを考慮すべき、

と、考えています。

エネルギーに関しては、”どう攻めるかより、どう守るか”、でしょうか。

家づくりのリソースである資金ををどう振り分けるかにも大きく関係します。


エネルギーのうち、特に影響が大きい電気に関しては、

多種多様な議論があります。

シビアに現実を見つめて、冷静に考えることが必要かと思います。




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by ntecj-yoko | 2015-03-21 09:15 | ちょっと注目 | Comments(0)

『アウトソーシング。』

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今日は、安芸高田市吉田町にて、

お引き渡し前のM様邸をお借りして

「薪ストーブのある家(ゼロエネハウス)」

の完成見学会を開催しております。

”木の家”らしい室内のしつらえと、

盆地特有の気候= 夏は暑く冬は寒い吉田町での快適さを

エヌテックオリジナル”解”でご提案しています。

一昨日測定したC値(相当隙間面積)は、「1.0㎠/㎡」でした。

薪ストーブの煙突がありながらのこの数値は素晴らしい!

他の性能と違い気密は設計が出来ませんから、

測定の際には現場はピリピリしています。

いい結果が出て良かったです。



この度の見学会は事前予約制となっておりますので

エヌテックまでお申し付けくださいませ。

TEL:082-509-5771

ご入居前のお住まいをご提供下さったM様に心より感謝です。

有難うございます。



さて、「アウトソーシング」という言葉がありますが、

”(外部)業務委託”

という意味ですね。



会社が行う業務の一部を、その分野が得意な会社もしくは人に

委託することで合理的に仕事を進めるというもので、

経費削減の意味合いもあるかと思います。



エヌテックは設計に関して

アウトソーシングを全く行っていません。

つまり、設計に関する全てを自社(エヌテックスタッフ)で行っているのです。



現地調査、基本計画(平面・立面・外構他)、

断熱他・一次エネルギーなどに関する性能設計・計算・算出、

構造計算(SE構法についてはNCNが実施)、

各種申請業務(第三者機関・各種補助金含む)、

3D画像の作成、模型製作、各種図面・・・・・・



住宅の設計に関する業務は多岐に渡っていますが、

全てエヌテックスタッフが行っています。



外部に委託すれば、

時間に余裕ができるのは間違いないのですが

そうせずに、自社でスタッフが自ら行っています。



何故アウトソーシングをしないのかというと、



「自分たちでやらなければ身に付かない」


「理解していないことを伝えることはできない」



からです。



最初は上手くいかなくても、面倒でも、しんどくても、

自分たちでやることでノウハウが社内に蓄積され、

かけがえのない、またお金では買えない財産となります。



特に、エヌテックがご提案する家づくりのキモである、

「性能  =  快適実現  = 省エネルギー」

に関することは、

業務に携わる自社スタッフの正しい理解が絶対に必要です。

計画したものを現場に落とし込んで実現させることが最終目標ですから

お客様へ自分の言葉で伝えることはもちろん、

設計者から現場まで一貫した、理解と共通認識がなければ、

想定したものを想定通りに作ることは

難しいのです。




自分たちで習得することは、一見、手間で回り道のようでも、

身につけてしまえば、次は近道となります。



各種申請関係(第3者機関・地方自治体・国)についても、

毎年少しづつ何かが変わりますが、

経験とノウハウが蓄積されていることで、

担当者とも対等に渡り合え、

法制度などの変化にも柔軟に対応ができるわけです。



もう、約5年前になりますね、

野池さんにパッシブデザインの講師として毎月ご来社頂いていた際にも

社長はじめ「スタッフ全員」が毎回参加しました。



初めは野池さんが何を言っているのかさっぱり・・・

学生時代以来という物理の話や計算などもあり

三歩進んで二歩下がる、ではありませんが、

正直、野池さんにとっては出来のいい生徒ではなかったと思います。

それでも一人の脱落もなく辛抱強く回数を積み重ねるたびに、

会社として何をやろうとしているのか

最終的には全員で向かうべき方向が共有ができたと思います。



さすがに、現場の仕事は各業者さんにお願いしていますが、

やはり、何をやるべきなのかを理解してもらうことは大切です。

もう何年になりますかね?

2ヶ月に一度開催している

「エヌテックワークス」

という場で、エヌテックの取り組みや方針などを伝えています。

各業者さん、職人さんたちも何をやるべきか、理解を頂いています。

几帳面に継続しており、皆さんに出席を頂いています。



「確かなものを作る」ことは一朝一夕ではできません。



同じ方向を向き、理解を深め、現場に反映させることがなければ

目標とするものはできません。



エヌテックスタッフは、

図抜けて優秀というわけではないですが、

自分たち自身で地道に取り組み続けたことで

全てを自分たちで行えるようになりました。

自画自賛ですけど、全国的に見ても自社でここまで出来るのは

私の知る限り、エヌテックの他に1社しかありません。



本当に必要なことは自分たちで出来るようにすること、

あらゆる機会を逃さず学ぶこと、

決めたことは地道に続け継続して行うこと、

それらが、いつしかエヌテックの「社風(スタイル)」となったと思います。



安芸高田市吉田町のゼロエネハウス「M様邸」も

提案〜設計〜各種申請〜施工、の全てを

エヌテックスタッフが独自で行いました。

自分たちで考え実行しているからこそ、

筋の通ったオリジナルなゼロエネ快適提案が出来たのです。



世の中は常に変化しています。

10年前と今では、家づくりも大きく変わっています。

一度習得したかに見えた優れた技術やノウハウも、

あっという間に過去のものとなるのは、

建築業界も同じです。



今も、毎週一度スタッフが自主的に勉強会を継続しています。


とかく、雑誌やネットでは

(特に自然素材系の)工務店は、性能的にダメダメな家づくり、

というある種のステレオタイプな分類記事をよく見かけます。

まあ、制作側って未だにそういう認識なんだなという

確認が出来るだけですけど、

皆さんには情報を鵜呑みにすることなく、

ご自身で確認をし判断をしてもらいたいなと思います。



知識は積み重ねがあれば、その上に積み重ねることは容易です。

現状に満足することなく、

常に問題意識を持ち、少し先を見て自分たちで力をつけること。

今後もより良いこと、より良い方向への研鑽を続けて行きたいですね。





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by ntecj-yoko | 2015-03-15 10:00 | 取り組み | Comments(0)
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昨日の午後から外気温が上昇し、

ますます春めいてきましたね。

朝も早い時間から明るく、

夕方の日の入りも随分と遅くなりました。

ちょっとしたことですが照明器具の省エネになります。



日差しが明るくなり、日照時間が長くなると

太陽”熱”温水器の活躍時期です。

太陽”光”発電も活躍する時期ですが、

あえて、「熱」の方について。


一年を通して、暮らしでお湯は使われます。

家庭で使われるエネルギーの約40%が給湯です。

まあ、真夏でもお湯を使ってお風呂に入りますからね。


なので、お湯をどう賄うかは、省エネルギーのキモでもあるのです。


こちらの写真は、先月お引き渡しをした中区千田町のY様邸の屋根です。
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上部に見えているのが「太陽熱温水器」のパネルです。

約4㎡ 程度のため、太陽光発電に比べるとささやかな感じですね。

Y様邸は街中ですが、立地条件が自然エネルギー利用に適していたため

高性能躯体(最重要!) + 太陽熱温水器 + 太陽光発電 + 高性能設備

によって、ゼロエネルギーを達成しています。

むろん、太陽光発電は「最小限」で計算されています。

(が、多分余剰が出ると予想しています。)



太陽熱温水器といえば、以前のタイプは、

水を屋根のパネルにあげてお湯に変えていたため

屋根にあるパネルに丸っこいタンクがくっついていたのを記憶されている方も

いらっしゃるかもしれませんね。

水による荷重も大きく屋根への負担が大であり、

漏水などの事故もあったようですが、

今は不凍液を巡回させて地上にあるタンク内の水を熱交換させるタイプが主流で

屋根の重量負担や漏水事故の発生はかなり少なくなっています。



このように熱交換のやり方は変わりましたが、

太陽熱によって水をお湯に変えるという仕組みそのものは

全く変わっていません。

太陽光発電と違い、いわゆるハイテクでもなく、駆動部分も少なく

よって、故障のリスクやメンテナンスの面倒も

少ないのも特徴です。


そのせいか、推奨すると

「え?太陽熱温水器??!」

と、びっくりされることも少なくありません。

すでに終わった技術、時代遅れ、(怪しい商法もあるかな?)

のイメージをお持ちの方も多いようです。


確かに古い技術ではありますが、

外気温が10度に達しない今(3月)でも、

天気が良ければ40度を超えるようなお湯が取れます。



太陽熱も自然エネルギー利用のため、

立地条件によっては導入ができない場合もありますし

天候によっては、お湯が取れない日もあります。

しかし、私がお勧めするわけは、

太陽熱温水器は、

「貯湯」

ができる点です。

太陽光発電は、未だに蓄電が一般的ではないため、

昼間の発電分を夜間に使うのに取っておくことが出来ません。

(余剰分は電力会社に売電していますね。)

しかし、太陽熱でとったお湯は、貯湯タンクで保温されているため

夜間にそのまま使えます。

自宅で使うエネルギーを出来るだけ自宅で賄う、という点で

お湯はなかなか理に適っているのです。



「ゼロエネルギー住宅」を計画するにあたり、

家庭で使うエネルギーを全て電力で賄おうとすると、

使用分に匹敵する太陽光発電を設置しなければなりません。

発電が出来る昼間の余剰分を売電するとリターンはありますが、

エネルギー利用という点で考えてみたら、

もったいない話ではあります。

なんだか、本末転倒な気もしますし。



電力会社から購入するベースロード電源は絶対に欠かせません。

なので、電力利用が出来るだけ少ない設計をしておき、

必要な分を電力会社から購入し、

その他のエネルギーをどう賄うかについて

分散して考えるべきかと思います。



エネルギーを何でどう賄うか、を決めるためには、

何がどれだけ使われているかを知らなければ出来ません。

また、エネルギー単体で考えるのではなく、

例えばお湯であれば、

保温性の高い浴槽、浴室を一緒に考えることで

太陽で賄ったお湯の熱を逃がしにくい

(追い炊きが少なくなる → 給湯器の利用減 → ガスor電気減)

という相乗効果が発揮されるわけです。



自然エネルギーはクリーンないいイメージがありますが、

天候に左右されるため不安定で、

効率も格別に優れているわけでなく、

扱えば扱うほどわかりますが、

利用がなかなか難しいエネルギーです。



太陽の”熱”は、お湯を沸かすだけでなく、

暖房の補助にもなります。

立地条件や地域の天候を十分に加味しながら

建築と合わせて、

あるものは「うまく使う賢い作戦」を立てましょう。

その際に、何を導入して何をやめるか、が大事です。





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by ntecj-yoko | 2015-03-14 09:29 | 取り組み | Comments(0)

『気密が重要なわけ。』

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今日は、気温は上がりませんでしたが

本当にいいお天気でしたね。

あちこちで梅が咲いているのをミ見かけます。

春ですね。



さて、皆さん、家を作ったとき、

設計された性能のうち、確認ができるのは

「気密」

だけ、ということをご存知ですか?

気密とは、”隙間がない”ことを示します。


エヌテックは「快適で省エネルギーな室内空間」を実現するため

性能にこだわりがあります。

設計時に断熱・気密・消費エネルギー・耐震性について

必ず数値を求めています。

しかし、このうち、最終的に完成時に試験を実施して確認ができるのは、

C値(隙間相当面積)こと、「気密」だけなんです。


こちら↓は先月にお引き渡しをした、広島市中区のY様邸で
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実施された「気密試験」の様子です。

試験の結果、C値が

「0.6㎠/㎡」

という結果でした。

これがどの程度のレベルかと申しますと、

次世代省エネルギー基準(旧)では、

「5.0㎠/㎡」

以下が、気密住宅とされるため

Y様邸は目標数値に対し、1/8の隙間しかないということになります。

ちなみに、エヌテックが目標とするC値は、1.0以下です。



断熱性能は仕様、耐震性は構造計算、によって

設計時にほぼ性能を予測できるのですが、

検査による確認はあっても、

完成時に試験によっての断熱・耐震の確認方法はありません。



「気密」だけが、

試験によって実際に現場で確認ができる唯一の性能なのです。



気密の重要性は、このブログでも何度か取り上げましたので

繰り返しになりますが、

素晴らしい断熱材を苦労して断熱しても、

素晴らしい性能の窓を設置しても、

軒や庇による建築的防御をしても、

パッシブデザインによる設計上の工夫があっても、

”隙間”があると、冬は熱が逃げ、夏は熱が侵入してしまい、

その熱の損失・熱の侵入によるエネルギー損失は多大です。

空気に性質によってもたらされる不快感も引き起こされます。



実は、気密こそ快適性能の”肝心要”と言って過言ではないのです。



冬に暖房すると、天井あたりばかりが暖かくて足元がスースーする、

という経験はありませんか?

ご存知の方も多いかと思いますが

暖められた空気が上に上がるというのは広く知られた現象です。

空気は暖められると膨張して上昇するため、

上部の隙間から空気を押し出します。

すると、押し出された分だけ今度は下部の隙間から外気が侵入してきます。

冷たい空気は重いため下に溜まります。

これが”足元がスースーする(寒い)”原因です。

隙間が多ければ多いほど、暖房するほど暖かい空気が逃げていき、

冷たい空気を呼び込んでいることになるのです。


断熱された壁や床部分は熱が伝わりにくくはなっていますが、

壁床天井にある断熱材では隙間から侵入する空気(冷気)は防げません。

夏は、冷気が床近く(室内下部)にたまり、暑い空気が外部から侵入して

室内上部はなかなか冷えません。

結局、どんなに素晴らしい最先端の暖冷房機器や、

熱容量の大きい薪ストーブなどの暖房機器であっても、

その力を正しく発揮させるのは、「建築次第」ということですね。

隙間が大きい空間を足元から天井までムラなく暖めようとすると、

相当なエネルギーが必要ということがお分かり頂けましたでしょうか?



ここでご理解を頂きたいのは、

空気の性質は、

れっきとした自然界の物理現象だということです。

寒い地域だろうが、暑い地域だろうが、

空気は空気が持つ性質通り、条件下でどこでも同じように動きます。



暑い、寒い、の適切な解消(温熱的快適の実現)のためには、

空気や熱の性質を正しく理解して、

それらをコントロールできなければなりません。

暖冷房器具を何にするかという選定も重要ですが、

せっかくチョイスした機器が

「効かなければ」導入する意味がありません。

効かせるためには、熱を媒介する空気の移動を

どう建築でコントロールするか(できるか)、

をちゃんと考えることが重要なのです。



気密性能は、適切な温熱環境実現の必須事項なのです。



たったひとつ、現場で自分の家の性能を確認できる数値である

「気密性能」(C値 = 相当隙間面積)

を出すためには、施工時に現場で丁寧にひとつひとつ隙間を塞いで行くしか

方法がありません。

現場監督だけでなく、実作業を行う職人さんたちの気密に対する意識が

欠かせません。



エヌテックでは完成時に全ての物件で、気密試験を実施しています。

お客様が試験に立ち会われることも多いですよ。

だって、我が家の快適性と省エネルギーを左右する「性能」、

つまり作業の成果をこの目で確認できるチャンスは、

この時しかありませんから。






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by ntecj-yoko | 2015-03-12 19:39 | 取り組み | Comments(0)

『我が家を持つ意味。』

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気温が低い日もありますが

日差しの明るさはまさに春間近!ですね。

間も無く咲くであろう桜が楽しみです。


さて、先月発表されたアカデミー賞で主演男優賞を取ったのは

イギリス人俳優の”エディ・レッドメイン”でしたね。
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オスカーを手にしたエディ↑ おめでとう!

ホーキング博士を演じた「博士と彼女のセオリー」での受賞です。

エディは、オシャレな俳優としても有名で、

世界一オシャレな男性にも選ばれていたかと思います。

そんな、飛ぶ鳥を落とす勢いのエディのインタビューでこんなことを

語っています。

 ↓

「ロンドンを心から愛しているのに、

僕は長い間ちゃんとした家を持たないできた。

でも、服をかけられる場所をようやく買ったんだ。

今になってやっと、自分がいかにこういう場所を必要としていたかを実感しているよ



服をかけられる場所・・・というのは、エディのジョークでしょうけど(笑)

私が注目したのは、下線の部分です。


「我が家」というものは、手に入れて暮らし始めて始めて

何であるのかを”実感”し、

ああ、こういうことだったのかと腑に落ちるものかもしれません。


エディは成功した俳優ですし、

ひょっとしてゴージャスな家を手に入れたのかもしれません。

しかし、彼が語る「こういう場所」というのは、

金銭的なことだけではない意味があるように思えます。


世界中を飛び回るセレブ(先日のスキ・ウォーターハウスも同じく)にとって

拠点となる場所は、自分を取り戻すためのかけがえのない場所でしょう。


人生の基盤となる場所 = 家  、なんだろうと思うのです。

豪華なホテルに(住めるくらい)泊まることができるオカネがあっても、

(ホテルの方がセキュリティも万全かと思いますが)

「自分の家」は、全然別格であり別物なんでしょうね。


そういう思いは、セレブだけでなく誰もが同じなのではないかと。

「家」は誰にとっても大切な特別な場所なのです。

どんなにホテルが豪華であろうとも、そこは非日常の世界。

家は日常そのものであり、(大げさでなく)人生そのものでもあります。

家を持つことを願う人の想いに寄り添い、

その大切な場所がどうあるべきなのか、

(快適であって欲しいと、強く願っています!)

常に考える日々であり、

ぜひ、皆さんに「我が家」を持って頂きたいと願っています。






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by ntecj-yoko | 2015-03-12 10:00 | 取り組み | Comments(0)

『あの日から4年。』

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今日は、東日本大震災から4年目の日です。

忘れてはならないのは、確かに被害に遭われた方がいて

被災地だけでなく、日本全国が甚大な被害を受けたことです。

私たちは広島にいて直接の被害を被ったわけではありませんが

工場が機能しなくなり、流通がマヒし、建材が入手できなくなり、

すぐに現場が立ち行かなくなったのです。

災害の及ぼす影響の大きさを思い知らされた日でもありました。

災害はまた必ずやってきます。

あの日何が起きたのか、何が不足していたのかを考え

次に備えなければなりません。

4年経って見えてきたこともあります。

あの日の出来事から何を選択してどう進んでいくか、

4年前の今日何が起こって何があったのか、

今日という日を踏まえて、

自分たちなりにしっかりと考えて行きたいと思います。

復興は未だ進行形です。

1日も早く被災者の皆様、被災地がより良い形となりますように・・・・・。





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by ntecj-yoko | 2015-03-11 18:48 | ちょっと注目 | Comments(0)
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雨も上がり、いいお天気になりました。

今日の午後は、気温が久しぶりに13度くらいまで上がりそうです。

絶好の洗濯日和!ですね。



さて、今日は午後から毎月一度の「ハツイエセミナー」こと、

初めての家づくりセミナー

が開催されます。



毎月一度の開催を始めてから何年になりますかね?

社長とスタッフが講師となってひたすら地道に継続しています。



”初めての”とあるとおり、

家づくりに関する基礎編をお伝えしています。



セミナーでは、

「建築としての家に欠かせない大切な事」

について、わかりやすくお伝えしています。

”心情的な内容”がないのが特徴でしょうか。

判断して頂くための情報をお伝えする場と考えています。

⚪️⚪️工法や、特別な設備などをお勧めするものでもありません。

工法や設備は、あくまでも手段であって目的ではありませんから。



皆さんが家づくりを考え始める切っ掛けですが、

そろそろ子供が小学校に上がる時期よねとか、

社宅の退出期限がきそうとか、

今の家も老朽化してきたしそろそろ、

など様々かと思います。



今、はじめは雑誌やネットを手掛かりに好みのスタイルを探されるのが

一般的ではないでしょうか?

その次に、今どういう家があるのかな?と

展示場や見学会など、実物を体験出来るところへ足を運ばれるかも。

出掛けた先で実際の家に触れながら、

今の家には、先端的な設備が搭載されていることや、

耐震や防火、温熱環境についてなど

新しい情報を得られると思います。

住宅の世界も日進月歩で変化が目覚ましいですからね。


今や、洋服屋雑貨はネットで済ませる方が多くても

家や車などの高額なものになるとさすがに実物をチェックされる方が多いです。


また、家はお金の桁が一段階上ですから、

さすがにネットだけでは決められません。


情報を得ていくうちに、

どうやら雑誌やネット、見学会で完成品を見ただけでは分からない部分が

多そうだなあ・・・・・

と、感じられるはずです。

徐々に次のようなことも気になられるのでは?



日本に住む限りたくさんの震災の記憶は誰もが共有していますから

災害時に身を守るシェルターとしての耐震性はどうか、

特に東北の震災から意識されるようになったエネルギーについてはどうか、

で、どうやら「寒くない暑くない家」がある(できる)らしい、

全体的なコストは何がどういくら必要なのか、

自分たちの希望は実現できるのか、

木造住宅はどこまでが実現できるのか、

ちゃんとした工事はできるのか(やっているのか)、

その後のメンテナンスの体制はどうか、

保証や検査などはどうなっているのか、

などなど。



そして、この会社は

「どういう考え」

で家づくりに取り組んでいてどういう家を作っているのか?



大切なことは多々有りますが、

一番最後の「どういう考えで」が最も重要なポイントではないでしょうか?

家という建築物は、法律とその「考え」に沿って作られ出来るからです。



住宅は、

最長で35年間というローンを適用することもできる事業です。



本当は2時間では全てを伝えきれないくらいですが、

何千万円もの大金を投入することであり、

家族のその後の人生を大きく左右することでもあり、

健康にも関与することがわかっていますし、

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by ntecj-yoko | 2015-03-08 10:14 | 取り組み | Comments(0)
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このところ、小雨がちな日が多いですね。

一雨ごとに春に血近づいているのかもしれません。

こんな日にオススメのCDです。

エド・シーランの「X」(エックス)。
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エドの美しい声に彩られたポップアルバムとして楽しめる一枚です。

どこかもの悲しさが漂うのはUKポップらしいなと思います。

エドは、ソングライターとしても活躍していて、

1D(ワンダイレクション)他にも素敵な曲を提供しています。

1Dの最新アルバム「FOUR」の中で私の一番のお気に入りが、

「18」で、クレジットを見るとエド・シーランの曲でした。

残念ながら受賞はなりませんでしたが

先月発表されたグラミー賞の年間優秀アルバムにも

ノミネートされていましたね。

個人的には、ラストナンバーの「Afire love」がお気に入り。

重過ぎず、軽過ぎず、繊細だけどセンチメンタルになり過ぎず、陰鬱過ぎない・・・・・

のが、雨の日に聞くには丁度いいかと。

上質なポップアルバムです。

ドライブミューシックとしてもいい感じですよ。






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by ntecj-yoko | 2015-03-07 09:08 | music | Comments(0)

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