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高齢者と家。

高齢者と家。_b0122502_1221144.jpg
昨日まで、
「春?!」
というような肌寒さでしたが、

今日は、気持ちよく晴れました。

気温も上がって、うららかな午後ですね。



さて、私の母は89歳で、
東広島市内にある某老人施設でお世話になっています。

スタッフの皆さんがとても良くしてくださるお陰様で
機嫌よく日々を過ごしている様子がうかがえて
家族としては安心です。

現在、少しの期間ですが、
自宅に帰って来ており
普段、スタッフの方々がいかに大変か、
身に染みて分かります。


施設にお世話になるきっかけは、
ちょうど一年前の春の事、
夜明け頃、寝ぼけつつ
自宅でトイレに行こうとして転倒し、
骨折入院したのが原因です。


私の自宅は大規模リフォームをしていて、
断熱改修と共に段差解消も行い
全て段差なしのバリアフリーになっています。


それでも転倒したわけですが、


「トイレが寝ている場所と少し離れた位置にあった」


のが悔やまれます。


手術を経てリハビリに取り組ませてもらい、
補助器具の力を借りて
なんとか自力で歩けるまでに回復しました。



しかし、あらゆることに介助が必要です。



私が設計に携わらせて頂いたお住まいの中には
50代以降のお客様も複数いらっしゃいます。


今後確実に訪れる高齢時代を踏まえて
いくつか工夫をした中に


「寝室とトイレを近接設置」

高齢者と家。_b0122502_13265215.jpg

がありました。


母の自宅での転倒を振り返って
やはりああいう提案をさせてもらって良かった、
と思いました。


トイレを寝室の近くに計画するにあたっては
いくつか注意点があります。



排泄時、流水音などの音に対する配慮、
(ペーパーホルダーの”カラカラ”という音が聞こえやすいんですよね。)
清掃性、
一番大切な”入り方”(真正面からは避ける)



でしょうか。


排泄な人間の尊厳におけるもっとも重要な部分です。


高齢になって転倒や怪我のリスク回避はもちろん、
どこでも変わらない温度が理想の
温度湿度環境も必須ですね。



それにしても介護の現場に携わっていらっしゃる皆さんの
仕事ぶりに頭が下がります。



関係者、スタッフの皆様に本当に感謝です。
有難うございます。


皆様のお力添えがあって
こうして仕事も出来ているわけです。



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by ntecj-yoko | 2017-04-12 13:27 | 介護生活

設計士yokoが主催する スタジオエンネのブログ


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